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「造作家具」と「置き家具」の違いとは?後悔しない家具選びを

2023.08.31 (更新 : 2023.09.09)

造作家具 ロココ調

家具を検討される際、置き家具にすべきか、造作家具にするか、迷われる方も多いでしょう。特に食器棚などの収納棚は迷うところでしょう。

そもそも、造作家具とは?置き家具とは?との違いがよくわからない方もいらっしゃると思います。

この記事では家具を検討するうえで失敗しない家具選びをするために造作家具と置き家具の違いとメリットについてご説明していきます。

造作家具とは?

造作家具は、建築物や室内の空間に合わせて特別に設計・製作されるカスタムメイドの家具のことを指します。

一般的な家具とは異なり、特定の空間や環境に合わせてデザインされ、その空間に調和するように作られることが特徴です。

造作家具は、市販の家具とは異なり、サイズ、形状、デザイン、素材などを顧客の要望に合わせてカスタマイズすることができます。

建築物や室内空間のレイアウトやデザインに合わせて作られるため、その空間に最適な状態に仕上がります。

造作家具は、顧客の好みやスタイル、用途に合わせて機能や仕様をカスタムする事もできます。例えば、書斎のスペースに合わせた収納スペースや本棚、キッチンではカウンターに組み込まれた造作の収納などがあります。造作家具は、木材、金属、ガラスなど、さまざまな素材を使用して作られることがあります。顧客の希望やデザインに合わせて適切な素材が選ばれます。造作家具は設計者がデザインを起こし、専門の家具職人よって手作業で製作されることが一般的です。高い技術や専門知識が要求されるスタイルがあります。

造作家具は、特定の空間をより個性的で機能的にするために利用されることがあります。住宅や商業施設、オフィス、ホテルなど、さまざまな場所で使用されます。

置き家具とは?

置き家具は、主に移動や配置が容易な家具のことを指します。これらの家具は、固定されていないため、必要に応じて配置を変えたり、移動することができます。

部屋のインテリアのデザイン性や機能性を向上させるために使用されます。ダイニングテーブル、センターテーブル、デスクなど。食事をとったり、作業を行ったりする場所として使用されます。

ダイニングチェア、ソファ、オフィスチェアなど座るための家具で、くつろぐためや作業するために使用されます。

本棚、戸棚、キャビネットなど。物を収納したり展示したりするための家具です。寝室で使用されるベッドは、移動や配置が容易なタイプがあります。一般的には固定されていることが多いですが、一部のモデルは移動可能なものもあります。デコラティブな要素を持つ家具や装飾品。例えば、装飾用の小さなテーブルやスツール、装飾架などがあります。移動式の収納カートやワゴン。食事の運搬やサービス、収納スペースとして使用されます。置き家具は、部屋の雰囲気や機能性を向上させるために重要です。必要に応じて配置を変えることで、空間の使い方を柔軟に調整することができます。また、移動可能な性質から、家具の配置やレイアウトを変更することで、新しいインテリアのアレンジやスタイルの変更を容易にすることができます。

デザイン性

造作家具と置き家具のデザイン性について考察していきます。

造作家具

フルオーダーの造作家具であれば、自身の好みを100%追求したデザインを実現することが可能です。ただしその見本品があるわけではないので、想像しながらオーダーする難しさと、考えて試行錯誤する手間が発生します。理想通りのデザインが実現できるかどうかは各分野における専門性や家具メーカーおよび販売店の特徴が強くでます。マンション新築時にオプションとしてつく造作家具の場合は限られたパターンからデザインを選ぶ事ができるケースが多いです。

置き家具

置き家具は既製品が多いので、当然“あるもの”のなかからできるだけ自分好みのものを選ぶことになります。ただ、世にあるすべての既成家具が選択肢と考えると、デザインの幅は相当に広いです。また、実物の家具を見て触りながら検討できる点も、既製品の置き家具のメリットです。なかには、色やパーツをカスタマイズできる置き家具もあります。

当社ではお客様のご希望のサイズ、カラー、デザインなどをオーダーメイドでロココ調家具を製作する事が可能です。

オーダー家具

置き場所への親和性

次に設置場所、置き場所について比較していきます。

造作家具

その空間のための“専用家具”として作られるだけに、置き場所にぴったりすき間なく合わせられます。柱や梁、階段などのある空間も、その空間に合わせたサイズの造った家具を置けば有効に使えます。また壁に直接取り付けるため、背面にすき間が発生しない点も大きな魅力です。

置き家具

規格が決まっている製品だけに、置き場所への親和性は、ある程度妥協することになるのが通常です。ただしセミオーダータイプであれば、すき間をかなりのレベルまで埋められる可能性もあります。食器棚の場合は、高さと幅、奥行を選ぶことができます。また天井の梁を避けるように加工を施したり、背面のコンセントが使えるように穴あけ加工もできます。したがって特殊なスペースでない限り、たいていの場所に問題なく置け、置いた際にできるすき間を小さく抑えられます。

コスト  

次にコスト面の比較をしていきます。

造作家具

造作家具の場合、商品代金のほかに、取り付けの人件費、設計費だけではなく打ち合わせの手間もかかります。同じようなサイズ・機能にしようと思えば、置き家具より造作家具のほうがコストは高くなる場合が多いです。また、買い替える場合は、解体費も必要になります。

置き家具

置き家具の場合、商品代金のほかにかかるのは配送・設置費のみで、造作家具に比べてコストは安くなる場合が多いです。ものを選ばなければ、造作家具の半分以下のコストですませることも可能でしょう。取り付けの人件費も、買い替えの解体費もかからないので、商品そのものにより多くの予算を費やす事ができます。

機能・耐久性

機能性、耐久性を比較していきます。

造作家具

基本的に機能・耐久性は、価格と比例します。コストダウンをすると、素材や部品を安価なもので作成しなくてはいけなくなる為注意が必要です。特に造作家具の場合、壁面に取り付けることが前提なので軽い素材が選ばれる傾向にあります。

置き家具

同じく置き家具の機能・耐久性も、基本的には価格が高いものは高く、価格が低いものは低い傾向にあります。ただ、置き家具は「自立」することを前提に作られているので、構造や素材そのものの強度は高い傾向にあります。こうした機能性・耐久性は、見ただけではわかりにくいので、ぜひ私達にご相談下さい。

当社の商品の場合、機能性と耐久性を徹底的に追求しています。また、パーツの種類や位置、彫刻などのデザインを自在にカスタムできる「オーダー式」であり、その組み合わせは無限の為、お好みにアレンジできます。

オーダー家具

“住みかた”への親和性

造作家具、置き家具は皆様のおライフスタイルに密接な関係や影響を及ぼします。

造作家具

造作家具は移動させることが難しいので、基本的には持ち家で長く住む場合に作るのが前提となります。もしなんらかの事情で引っ越す場合は、思い出の造作家具を手放すことになってしまいます。撤去の際には撤去費用もかかります。

置き家具

基本的に移動は可能なので、さまざまな“住まいかた”に柔軟に対応します。賃貸物件にお住まいの方や、転勤をはじめライフスタイルに変化がありそうな方、リフォーム・リノベーションをする可能性がある方は、置き家具が第一選択肢となるでしょう。

まとめ

造作家具は、とにかく家具を空間にぴったりと納めたい、既製品にはないデザインにしたいというかたにおすすめです。

一方で置き家具は、コストとのバランスを見ながら、ご自身が納得いくデザイン性・機能性・耐久性を得たいかたにおすすめです。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点も、強みです。

購入をご検討されている方は、ぜひ一度ショールームで実物をご確認下さい。ホームページでの掲載商品も多数ございますが、実際に見て触ることで、素材感・色の具合・サイズ感・使用感などをリアルに体感できます。造作家具であっても、ショールームで見本品を見られたり、ショールームがなくても素材見本を確認できる場合があります。また、オンライン(ZOOM)でのご相談も随時承っております。