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インテリアで失敗しない人が守っている「判断の順番」 ― 建具 → 造作家具 → カーテンというロードマップ ―

2026.01.15

白を基調とした室内建具。廊下全体の統一感を優先し、家具を引き立てる背景として設計されたドア。

※東京都N様邸にて建具一式を製作・納品・設置
インテリアで後悔しないためには、選ぶ順番が重要です。
建具・家具・カーテンをどの順で考えるかで、完成度は大きく変わります。
ここでは、実例を交えて失敗しにくい判断ロードマップを解説します。

STEP1|建具

※東京都N様邸にて室内ドアを作成、施工
廊下全体に統一感を持たせた建具。この配置が空間の基礎をつくっています。

パネルデザインを抑えた白い室内ドアのディテール。主張を控え、空間の輪郭を整えるための建具設計。

建具は空間の輪郭を決める要素です。
ここを最初に整えておくことで、家具やカーテン選びがスムーズになります。

私が現場でよく感じるのは、
「家具が悪いのではなく、順番が違っただけ」
というケースが非常に多いということです。

建具や空間の輪郭が決まらないまま家具を選ぶと、
どれだけ良いものを入れても、どこか無理が出てしまいます。
だから私は、家具の話に入る前に、
一度立ち止まって順番を整理するようにしています。

空間の「輪郭」を決める工程(最初に決める理由)

建具(ドア・枠)は、
インテリアの中で最も 後戻りができない要素 です。

・壁と一体化して見える

・面積が大きい

・毎日必ず目に入る

つまり、
空間の輪郭そのもの と言えます。

この段階で重要なのは
「目立たせること」ではありません。

家具の邪魔をしないか

主役を引き立てる背景になるか

数年後も違和感が出ないか

今回の実例では、
白を基調にしながら
装飾量を抑え、
家具が入って完成する前提 で設計しています。

STEP2|造作家具

※東京都I様邸にて造作家具を納品・お取り付け白い建具に調和する造作家具。空間の主役として配置されつつ、輪郭と喧嘩しないデザイン。

建具で空間の輪郭がある程度見えてきたら、次に考えるのが家具です。
この段階では「何を買うか」よりも、「どこを主役にするか」を整理することが重要になります。

天井との隙間をなくす目的で、モールディングを設けて設置した造作収納家具の施工例

この造作収納家具は、天井と家具の間に生まれる隙間をなくすため、
上部にモールディングを設けて設置しています。

家具単体をきれいに作るだけでは、
天井との取り合いで「後から置いた印象」が残ってしまうことがあります。
空間全体を一体として見せるためには、こうした納まりの判断が重要になります。

主役と脇役を決める工程

建具という「輪郭」が整うと、
家具選びは驚くほど楽になります。
なぜなら、

色の基準がすでに決まっている

サイズの違和感が出にくい

無理に個性を出す必要がない

造作家具は
空間の主役になり得る存在 ですが、
輪郭が曖昧なまま入れると
主役が浮いてしまいます。

この実例では、

建具と色を揃えすぎない

しかし喧嘩もしない

「使われ続けること」を優先

というバランスを重視しています。

ロココ調オーダー家具のページはこちら

ロココ調 オーダー家具

STEP3|カーテン

※東京都Y様邸にてスタイルカーテンを納品・設置
建具と造作家具に調和するカーテン施工例。光の入り方を整え、空間全体を完成させる役割のカーテン。
カーテンは、インテリアの中で最も調整力の高い要素です。
だからこそ、建具と家具が整った最後に決めることで、空間は完成に近づきます。

窓枠寸法と天井高に合わせてスワッグの数とサイズバランスを調整したカーテン施工例

スワッグカーテンは、見た目の印象以上に、
窓の大きさや天井高とのバランスが重要になります。

現地で採寸を行い、スワッグの数やサイズを一つずつ確認しながら、
お客様と仕上がりイメージを共有することで、
自然で美しい納まりを目指しています。

※関連ページはこちら

空間を完成させる工程(光と質感を整える)

カーテンは、
インテリアの中で
最も調整力が高い要素 です。

光の入り方を整える

硬さを和らげる

空間の温度感を調整する

だからこそ、
最後に決める ことが重要です。

建具と家具が整っていれば、

生地選びで迷わない

過剰な装飾が不要

コストもコントロールしやすい

この実例でも、
「目立たせるカーテン」ではなく、
空間を完成させるための一枚 を選んでいます。

オーダーカーテン

なぜこの順番が重要なのか

理由はとてもシンプルです。

建具:変えにくい

家具:入れ替え可能

カーテン:調整できる

動かせないものから決める。

これは
インテリアに限らず、
設計全般に共通する考え方です。

私たちが「順番」を重視する理由

ウエストハウスギャラリー では、
商品を売る前に
必ずこの順番を整理します。

場合によっては、

「今は家具を買わない方がいいです」

「ここは既製品で十分です」

とお伝えすることもあります。

それは、
完成後の違和感を避けるため です。

最後に

インテリアは
足していく作業ではありません。

順番を整え、
残す輪郭を決める作業 です。

もし今、
どこから手をつけるべきか迷っているなら、
一度このロードマップに立ち戻ってみてください。

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私たちは、空間全体のバランスを大切にしていますが、
ご相談は一部分からでもお受けしています。

お話を伺いながら、お客様に最適な進め方をご提案いたします。

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この記事を書いた人
杉山 瑛一

杉山 瑛一 / ウエストハウス・ギャラリー株式会社 取締役

ロココ調インテリア・オーダー家具・内装に加え、オーダーカーテンの設計・施工も多数手がける実務者。

2010年にインドネシア中部ジャワ州にロココ調家具をマホガニー材で製作する自社工場を立ち上げ、オーダーメイド家具を製作する生産システムを構築。年に10回以上行き来し、10数年にわたり培ったインドネシア国内のネットワークと現地の人々の協力により、数多くの製作・納品実績を持つ。

2019年には現地法人 PT.SUGIYAMA KAGU INDONESIA を設立。代表就任と同時に現地で就労ビザを取得。

家具・内装・カーテンまで空間を一貫して手がけ、現地製作から日本での納品・施工までを自ら担当。「暮らしを芸術として整える」ことを大切にしている。

使用言語: インドネシア語・英語・日本語