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イタリア家具の特徴とは?おすすめ商品・レイアウトをご紹介

2023.09.15 (更新 : 2023.09.26)

「出典:Silik 」

イタリアは長い歴史を持つ美術とデザインの伝統を持っており、イタリア家具はその影響を受けています。洗練された、その国独特のデザインが特徴であり、クラシックデザインを取り入れた家具にはエレガントで美しい曲線や装飾が取り入れられています。イタリアの家具メーカーは高度な技術と職人の腕を持っており、家具の制作過程において細部にまでこだわることで知られています。熟練した職人たちによって手作業で製作されることが多く、品質に対するこだわりが世界中で高く評価されています。また、イタリアの家具は木材、大理石、ガラス、金属、レザーなど、様々な素材が組み合わさっています。これらの素材は、家具の耐久性と美しさを向上させるために選ばれています。こちらの記事ではこのように様々な魅力を持ったイタリア家具についてご紹介していきます。

イタリア家具の特徴

イタリアのアンティーク家具は中世時代の重厚感あるデコラディブなデザインが特徴です。使えば使うほど味わいがでて魅力ある家具へとなるため、世界でも今日まで人気となっています。一方で、アンティーク家具は高価なものなので、なかなか手に入れにくいことや、アンティークばかりではなく、モダンな家具を求める人も時代の流れの中で増えていき20世紀中頃には、アンティーク家具にはない新しい素材や色使い、シンプルなデザインを求める「イタリアンモダン」というスタイルが誕生しました。

アンティーク家具

18世紀ごろからの「ロココ様式」が主流となっている、イタリアの伝統的なデザインの家具です。アンティーク家具は、繊細なデザインや装飾が特徴です。彫刻、彫り込み、金属の細工など、細部にわたるディテールが美しいアクセントとなっています。イタリアのアンティーク家具は、歴史的な文脈や背景を持つため、その家具がどのような時代に使われ、どのような人々の手によって作られたかというストーリーが含まれています。これによって、家具の価値がより高まることがあり、デザインや歴史的な価値から、美術館や個人のコレクションに収められることもあります。

イタリアンモダン家具

シンプルで洗練されたデザイン、革新的な素材の使用、機能性と美的バランスの両立などが特徴とされています。古くからの伝統を受け継いだイタリアの職人の技術を取り入れつつも、余分な装飾を取り除いたミニマルなデザインが主流であり、クリーンで美しい外観が特徴です。配色はモノトーンやビビットなどの単色使いが多く、重厚感があり、機能性と美的バランスの両立を追求しています。実用的でありながらも、美しいデザインやフォルムが大切にされています。

イタリア家具の魅力

イタリア家具の魅力は多岐にわたります。そのデザイン、クラフトマンシップ、素材の選択、歴史的な背景などが組み合わさって、世界中で高く評価されています。

一流デザイナーによる設計

イタリア家具には古くからの伝統が受け継がれているため、設計するデザイナーにも一流の技術が引き継がれています。一流のデザイナーが一つひとつ丁寧に設計しているため、それぞれが唯一無二の家具として世代を超えて使われているのです。緩やかな曲線美や色彩など、見た目の高級感から機能的な細かな部分までこだわったデザインで設計されているので、アンティーク家具が現代でも人気となっているのです。またイタリアンモダン家具にも、伝統的な技術が代々受け継がれていることで、現代の日常生活に溶け込むような革新的なデザインが次々と設計されています。

高級感

イタリア家具に使用される生地は、高品質な素材にこだわって選ばれているため、高級感があることも魅力の1つです。特に、イタリアでは古くから革へのこだわりが強く、革を加工する職人の技術も発達しています。そのため、高品質な革を使ったソファが続々と生み出されています。イタリア家具は高品質な素材にこだわって作られていることで、芸術品のような高級感のある家具となっているのです。その高級感が評価され、イタリア国内だけでなく、さまざまな国で取り入れられています。

品質の高さ

イタリア家具は、設計から製作まですべて現地の一流職人によって仕立てられています。製作に携わる職人の技術力はもちろん、使用する素材まですべてにこだわって作っているため、機械を使用しても再現できません。一つひとつ丁寧に作られていることで、頑丈で100年以上使えるものもあり、品質の高さがうかがえます。独創的であるものの、機能性や使い心地も大切に設計されるので、大量生産ができない唯一無二の家具となるのです。

イタリア家具を選ぶ際のポイント  

こちらの項目ではイタリア家具を選ぶ際やお部屋を作るポイントを紹介していきます。

コントラストを意識する

イタリアンモダンはハッキリとしたカラーのコントラストが特徴です。ソファやクッション、カーテンなどファブリックに取り入れてみましょう。また、柔らかい素材と固い素材をなど異素材を組み合わせてメリハリをつけるのもイタリアンテイストの特徴です。

モノトーン配色を使う

モノトーン クラシックインテリア

イタリアンモダンはモノトーンの配色もおすすめです。

スタイリッシュな雰囲気で現代的な空間に仕上がるでしょう。イタリア家具は革製品が多いため、レザーソファなどを導入し、アンティークな雰囲気をプラスしてみてもおしゃれです。開放的な空間になるように床が見える面積は多めに取りましょう。

部屋の雰囲気に合う家具を選ぶ

イタリアンモダンはシンプルなデザインが多く、どんな空間でも馴染みやすい性質があります。しかし、アンティークのイタリア家具は色数が多いため、置く場所を選ばなければなりません。お部屋の雰囲気に合わせて、取り入れる家具のデザインも検討しましょう。豪華な装飾の付いた家具を取り入れる際はシンプルな内装にしておく必要があります。

配置場所を決めておく

イタリアの家具は大量生産されているわけではないため、一つ一つが非常に高価です。購入を簡単には決められないため、事前にシミュレーションし、どの家具をどのくらいの大きさでどこに配置するかあらかじめ決めておくといいでしょう。

おすすめのイタリア家具5選  

こちらではイタリアのおすすめ家具メーカーをご紹介していきます。当社でも取り扱いがあるメーカーもありますのでぜひ一度ご覧ください。

SILIK(シリック)

シリック社は1961年イタリア北部コモ湖に近いカントゥで創立されたクラシックな分野にてコレクションを提案し続ける装飾家具メーカーです。
創立当初からヨーロッパ古典を忠実に再現して生産するとの名声を高め、イタリアだけではなく世界を代表するクラシック家具を生み出し続け、今日ではミラノ・サローネでの展開にも意欲的です。巧みな技術を持つ熟練職人たちがロココ様式時代のモデルを研究し、彼らの手によって「質」を重視したクラシック時代の素晴らしさを復元されております。
ロココ様式とはフランスの後期バロック様式に続いて起こった様式で、ロココの語源はヴェルサイユ宮殿の庭園で貝殻や石で装飾した築山を「ロカイユ」と呼んだことに起因します。やがてロココ様式の主要部となった貝殻模様の曲線を持つモチーフを指すようになりました。SILIK(シリック)は、ロココ調のイタリア高級家具メーカーとして非常に有名です。
その優雅な姿に魅了されるファンも多く、やわらかくエレガントなロココ調のシリック社製品は世界中のVIP・セレブから愛されております。

サルタレッリ・モビリ

イタリア中部カプラヅィーノに所在するサルタレッリ・モビリ社。ヨーロッパの伝統の家具のデザインをモチーフに上品でエレガントさを感じる大人プリンセススタイルのオリジナルデザインの家具をデザイン、製造して世界中で人気です。サルタレッリ・モビリは本格的イタリアクサルタレッリ・モビリマンションの一室にも合わせやすいトランジショナルデコール、人気のプリンセススタイルや 現代建築に合ったモダンスタイルをラインアップ。

マリオ・コルチャゴ

マリオ・コルチャゴ社とはイタリア北部で200年以上も続いた歴史あるクラシックインテリアメーカーです。マリオ・コルチャゴは正式には「mario colciago figli」と書き、コルチャゴは一族名で4人の兄弟で名前の&figliは息子達という意味です。思いの込められた名前ではありますが、次の世代は別の分野で活躍する道を選ばれたため、2010年からオリッジ社がマリオ・コルチャゴのデザイン版権を買い取って生産しているという関係です。
フラテリ・オリッジ自体は1980年に設立された比較的新しい家具メーカーで、デザインセンスに秀でたブランドというよりも真面目な職人がしっかりとした家具を作る家具工房というイメージでした。 ただ、イタリア屈指のエレガンス家具マリオ・コルチャゴが廃業したことが転機となり、マリオ・コルチャゴの後継ブランドとして有名になりました。マリオ・コルチャゴ(現 フラテッリ・オリッジ)は、シリックと並ぶロココ調家具の最高峰ブランドです。シリックよりも歴史の長いイタリアを代表する家具ブランドで、白色の姫系家具や花柄を使ったエレガントなデザインの高級家具を製造しています。

トゥーリ

トゥーリは、1925年にピエトロ・トゥーリによって設立されました。
そのとき、ピエトロ・トゥーリは半世紀、すなわち50年以内にインテリア業界のリーダーカンパニーとなることを目標に掲げました。
そして、現実にその目標は達成されるに至ります。その大きな要因はクラシックスタイルとコンテンポラリーデザイン、相反する2つの要素を融合させ、その両方に対して伝統を重んじながらも、哲学を大事にしてきたことにあります。

1925年の設立時に最初に作られたチェストから現在に至るまで、独自性、信頼性、独創性という大きな3つの基本概念をもって突き進んできました。ゥーリの家具作りは手作業で行われます。
固いポプラの木の扱いは、最高の腕を持つ職人によって作成されたパターンを用い家具の土台となるフレームを作成していきます。

そして装飾技術は19世紀初頭から継承されており、ラッカー仕上げ、真鍮、クリスタル、最高級の木材、そして何層にも塗り重ねるアンティークゴールド仕上げなど高い技術が要求されるものばかりです。全ての家具に対して布張りにするかを、使われる材料とその独自性から判断し、熟練の職人の手によって丁寧に組みあげられます。こうした伝統を受け継いだ高い技術によって、高い名声を得る最高の結果を生み出しているのです。

ブルマリンホーム

ブルマリン ホームは、ファッションブランド「ブルマリン」のホームコレクションです。
このホームコレクションは、ブルマリンの創業者でもあるアンナ・モリナーリが全面的にプロデュースした肝いりのプロジェクトです。

そもそも、ブルマリンというブランドはどういったブランドなのかというのをご紹介します。
もともとはアンナ・モリナーリがイタリアの地元レッジョ・エミーリア県カルピの伝統産業であったニットウェアを事業として始めたことがきっかけでした。
父親がニット工場を経営していたということにも影響を受けています。

アンナ・モリナーリが美術学校卒業後に父親の事業を引き継ぐことになっていたのですが、自身のブランドを立ち上げることを決意し、立ち上げたのがブルフィン社です。
そして、この手助けをしたのが夫であるジャン・パオロ・タラビーニなのですが、貴族出身の彼はかなりの力を持っていました。

そして1980年に好きな海にちなんで名づけた「ブルマリン(Blumarine)」コレクションをミラノのイタリア国際ファッション見本市で発表し、最優秀デザイナー賞を獲得します。
これをきっかけに大きく飛躍し、1987年からはミラノコレクションにも参加するブランドへと成長していきました。
日本でもショップ展開されており、お馴染みのブランドなのでご存知の方も多いと思います。デザイン的には、バラをモチーフにしたり、パステルカラーのような柔らかい色使いで、ロマンティック、フェミニン、セクシーという女の子らしい雰囲気が特徴的なブランドです。

そしてホームコレクションにもこのDNAは引き継がれており、アンナ・モリナーリらしい花柄を大胆に使ったフェミニンでロマンティックな家具になっています。
ハイセンスなデザインは、まさにセレブリティガールというイメージを創り出しています。

 

イタリアモダンスタイルのレイアウト例  

実用的で洗練されたイメージのイタリアモダンのインテリアは都会的でファッショナブルな雰囲気があって素敵です。

イタリアモダンのインテリアにするにはどんな家具やソファを置いたら良いのか
おしゃれなイタリアモダンの画像を集めてみました。

デザイン性に優れた家具でコーディネート

シンプルでありながらデザイン性に優れたダイニングテーブルを使用したダイニングのコーディネート。ガラス素材のフラワーベースを置いたりユニークな照明にすることによって、より洗練されたコーディネートになります。

コントラストを使ったコーディネート

イタリアモダンの空間の特徴として色のコントラストをつけるというコーディネートがよく見受けられます。ベージュと白に黒のインテリアのアクセントや黄色と青の組み合わせなど、色のコントラストを楽しんでみて下さい。

まとめ

イタリアは家具の製作に長い歴史を持つ国でデザインの伝統を持っているだけではなく、古くからあるものに対して革新的で新しい風を持ち込み挑戦をしているようにも感じます。そのようなイタリア家具の洗練されたデザインと、当社の独特のエレガントで美しい曲線や装飾が取り入れられたロココ調家具を組み合わせても楽しいですね!!